2019年3月31日に、三重県いなべ市にある貨物鉄道博物館に行ってきました。丹生川駅にある展示品を一通り見学しましたので、東藤原駅に展示してあるホキ5700形(ホキ25767号)を見学しました。

車両には「小野田セメント」と書かれています。三岐鉄道の筆頭株主である太平洋セメント株式会社の前身の会社になります。

現役の線路には現役のタンク車が止まっています。ちゃんと太平洋セメントとと書かれています。この東藤原駅は貨物列車の拠点になっており、機関車やタンク車、多数の側線があります。

三岐鉄道ED45形電気機関車が2両連結された状態で作業していました。

2両連結されたED45形電気機関車が並んでいます。全部で4両ですね。
この時には特に連結や入替えなどの作業はやっておらず、このまま西藤原駅に向かうことにしました。

西藤原駅は三岐鉄道三岐線の終着駅になります。駅舎は蒸気機関車を連想する構造となっており、郵便局の建物も蒸気機関車になっています。ホームは島型で2線ありますが、1つは蒸気機関車と電気機関車が展示されていますので、実質1面1線となっています。

先頭が蒸気機関車で、後ろに電気機関車があります。

現役のホームのすぐ横のレールに降りて見学できるとは夢のようです。

駅前の広場にはミニレールが敷かれており、定期的にミニ列車が運行されていますが、この時は運行日ではないため閑散としています。運行日には子供連れの家族でにぎわっています。

ミニ列車の車庫と転車台もあります。転車台もミニサイズでかわいらしいですね。

展示してある線路は、奥側に延びている現役の線路と繋がっている様子。

蒸気機関車と並んで現役の列車が止まっています。方向幕は近鉄富田と書かれていました。始発駅ですが乗客は少なく、この時はおじいちゃんと孫の2人だけで出発していました。

ED222もありました。かつてはかなり荒廃が進んでいたそうですが、ボランティアの人々のおかげで今では塗装も新しくきれいな状態で保存されています。

三岐通運DB25もあります。屋根もなくちょっと色あせているような感じです。

広場には線路の幅の違いの説明がありました。一番狭いのは三岐鉄道北勢線で使われている狭軌で762ミリしかなく軽便鉄道になっています。今では数少なくなりました。真ん中のは1067ミリで、三岐鉄道三岐線やJRなど幅広く使われている日本の標準軌になります。
一番広いのは1435ミリで近鉄線や新幹線などで使われている広軌(世界では標準軌)になっています。
日本では山が多くカーブやトンネルの関係で、世界基準から見ると狭軌(日本の標準軌)を使うことになったと聞いたことがあります。
これで貨物鉄道博物館やそれに付随する探索を終えましたので帰宅することになりました。
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