2019年4月21日に三重県津市にある久居駐屯地に開設67周年記念行事があったにで行ってきました。近鉄の久居駅目の前にある駐屯地ですので、公共交通機関を利用して来場するように促していましたが、開放時間ちょうどに訪れたため、駐屯地敷地内の駐車場を確保することができました。

この駐屯地は住宅街の真ん中にあり、駐屯地とグランドを分断するように一般道が通っています。しかしこの状態の中で訓練展示を行いました。

簡単な手荷物検査の後、駐屯地内を散策しました。

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正門のあたりに61式戦車が展示してあります。

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その横に74式戦車が展示してありました。最初は立入禁止のテープで入れないようになっていましたが、訓練展示終了後に、74式戦車の操縦席に座れるイベントがありました。
他の駐屯地ではそのようなイベントがありませんでしたので、ハイテンションで参加してしまいました。まさか現役の戦車の操縦席に座れるなんて思ってもいませんでした。

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赤丸で囲ったところが操縦席になります。砲塔の正面で主砲の左側に操縦席があります。横にある仮設の階段から上がり操縦席に入ります。座った感想ですが、思ったより狭く、手元が見えないためレバー操作はどうするのかな?と、ふと疑問に思いました。現役戦車ですので、もちろん内部の撮影はNGです。

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自衛隊は武力だけではなく、災害派遣・海外派遣もありますので人名救助システムの展示もしてあります。

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重機関銃・狙撃銃・対戦車砲?の展示もありました。もちろん盗まれないように自衛隊の方が目を光らせています。

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災害派遣の時の炊き出しに使う装備の展示もありました。

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小型ボートと搬送用の車の展示もありました。こちらも災害派遣と有事の際に使用することになります。

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移動用の車や装甲車の展示もありました。

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81式短距離地対空誘導弾(短SAM)もありました。展示用?のミサイルもありました。護身用に1式欲しいですね。

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ヘリコプターの展示もありました。訓練展示が終わった後のグランドでも現役の武装ヘリや三重県警ヘリ・三重県所有のヘリなどの展示もありました。

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専用車に惹かれているのは
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155mmりゅう弾砲FH70?と思います。太くて長い砲身がロマンを感じます。

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弾道ミサイル防衛システムの説明と装備の展示もありました。マッハで飛んでくる弾道ミサイルを撃ち落とすのですね。近づけないようにバリケードがしてあります。

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16式機動戦闘車の展示もありましたが、こちらはバリケードがありませんでした。他の駐屯地ではバリケードがあって近づけないようになっていました。

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資料館もあり、太平洋戦争の歴史についての説明がありました。とりわけインパール作戦や盧溝橋事件・バターン行進で有名なフィリピンでの戦いの説明が詳しく説明してありました。板垣征四郎や辻正信など、聞いたことのある名前がありました。

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当時の砲弾なのでしょうか?

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まだ訓練展示前でしたので、16式機動戦闘車と74式戦車がスタンバイしています。

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記念式典がグランドで始まりそうなので、いったん散策を終えてグランドに向かいました。自衛官が入場してきます。

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政治家の無駄に長い挨拶は聞き流して観閲行進が始まりました。こちらの動画は後日公開します。

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歩兵部隊も行進してきました。銃を片手にカッコいいですね。

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迷彩服ではない隊員ですが、入隊したばかりの新米自衛官になります。

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これは先ほど待機していた155mmりゅう弾砲FH70の入場です。

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これは87式偵察警戒車っぽいです。

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これは16式機動戦闘車です。

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メインの74式戦車が入場してきます。やはり戦車が一番人気でした。

その他にもヘリコプターの観閲行進もありました。

観閲行進後に訓練展示があり、今回は前半と後半の2部に分かれていました。前半は市街戦(テロリスト制圧?)で、後半は戦車を用いた敵陣地攻略です。

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トラックのコンテナはビルの一室を想定したものと思います。そこにテロリストがいます。外でも物陰にテロリストがいます。そこを武術を使って外の敵を倒し、ビルの一室に突入してテロリストを拘束・制圧する想定です。女性自衛官も参加していました。

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後半はヘリコプターからの降下や戦車・りゅう弾砲を使った敵陣地攻略。空砲ですが戦車やりゅう弾砲からの砲撃音には迫力を感じます。

訓練展示の動画は後程公開します。

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74式戦車に体験乗車するイベントもありましたが、先着制で整理券をもらうことはできませんでした。しかし駒門駐屯地で乗ったばかりでしたのでまあいいやとも思いました。逆に74式戦車の操縦席に乗れたことの方が興奮しました。

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ヘリコプターの展示もありました。一番人気だったのは対戦車ヘリコプター(コブラ)です。

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あのハチの巣のようなところから弾丸が飛んでくるのでしょうか?

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意外と薄っぺらいです。対空ミサイルなどに当たりにくくしてあるのでしょうか?この対戦車ヘリはバリケードで近づけないようになっていました。

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多目的ヘリコプター(ハンター)です。こちらは乗ることもできました。

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操縦席です。計測器がたくさんあって操縦が難しそうです。でも多目的ヘリは軍事機密ではないのでしょうか?

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三重県のヘリコプター(みえ)です。三重県に1台しかないそうです。なのでこの場で出動要請があればすぐに飛び立つと言っていました。

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三重県警のヘリコプターです。たとえ逃走しても上空から監視されたら逃げ切れないですね。

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カメラ装備です。上空からしっかり盗撮されます。

これで一通り記念行事のイベントを見学しましたので帰宅することになります。


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