恐山から安家洞に向かう途中に東通原子力発電所PR施設がありましたので立ち寄りました。科学館とか科学技術関係の施設が好きですので、原子力発電の施設を訪問しました。
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2019年5月1日ですので、令和初日に訪れることができました。野良で来ている人は誰もおらず、家族連れやカップルばかりでした。しかしあまり人は多くなく、ゆっくり見学することができました。受付けでは若いおねーちゃんがおり、どこから来たなど軽いアンケートを書いてから入場します。入場料は無料ですのでお財布には優しいです。

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中央モニターでは一般的な原子力の説明や東日本大震災による福島原発の事故の説明が動画で流れます。

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ボードでも説明があります。このボードは原子力発電の仕組みについてです。簡単に言えば、ウランやプルトニウムの核分裂のエネルギーで水を沸かし蒸気でタービンを回します。

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こちらのボードは原子力発電の安全対策と燃料についてです。ボードの裏には動画もあります。福島原発の事故もありましたので安全対策は必要です。

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原子力発電の必要性も訴えています。風力や太陽光発電だけでは安定せず、火力だけでは温暖化につながります。なのでベース電力として原子力が必要とのこと。

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エネルギーの多様化についてです。昼間と夜間では使用する電力量が違いますので、原子力・石油火力発電・自然流入の水力発電がベース電力となり、ピーク時には揚水発電・石炭波力発電・太陽光や風力発電で補います。ベース電力で余ったものは、ダム下流の水をダム上流に汲み上げて、ピーク時に使います(揚水発電)。

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子供向けに原子力発電の簡単な仕組みを表したものです。

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放射線コーナーなる危険なコーナーがありました。ここには放射線測定器が置いてあります。放射線は自然界にも存在し、普通に体を通り抜けています。あとは健康診断で使うレントゲン写真にも利用されています。ラジウム・ラドン温泉など、温泉にも含まれている場合もあり、少量なら健康被害はありません。それどころか細胞を活性化させるとも言われています。

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中央に見えるのが放射線測定器です。放射線は宇宙から来るものもありますので、0にはなりません。地殻の成分などにもよりますので、標高や場所によって放射線量が違います。

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パネル展示にもそのような説明があります。食べ物にも含まれているとか。あとは放射能の単位であるシーベルトとベクレルの違いなども解説してありました。

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3階には展望台もあります。見晴らしがいいです。

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原子力発電所建屋でしょうか?敷地はフェンスと有刺鉄線で厳重に警備されています。

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電線にも種類があって、細いのから太いのまで揃っています。それぞれ説明と見本が展示してありました。原子力発電について詳しく書かれたパンフレットなども多数置いてありましたので、持ち帰り目を通すことにしました。
ここでは30分ぐらい滞在し、安家洞に向かうことになります。


施設情報
休館日・・・・・毎週月曜日(祝日の場合は火曜日)
入館料・・・・・無料
開館時間・・・・9:30~16:30(入館は16:00まで)

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