2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災。記録的な大地震で東北地方に壊滅的な被害を与えました。経済もサプライチェーンが寸断され、部品が入手できず世界中の自動車生産がストップするという経済的影響も出ました。

今でも問題になっているのが、福島原発のメルトダウンによって放射性物質が放出され最悪の原発事故になりました。未だに原子炉内の格納容器に溶け落ちた原発燃料があり、放射線量が高く廃炉への道も困難を極めています。

格納容器内は毎時8シーベルトの放射線量があり、人間が浴びると1~2週間ぐらいで死に至るほど危険な状態です。ロボットによる遠隔操作の探査によって、その格納容器内に生物がいることが発見されました。
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金属部分にオレンジ色をした「バイオフィルム」と呼ばれる構造体をしたものが見えます。これは菌などの微生物が集まったものです。これらの生物は、地下水や海水から侵入したと考えられています。

放射線に強い生物として、「デイノコッカス・ラディオデュランス」と呼ばれる細菌がいます。毎時5000シーベルトの放射線を浴びても生き延びます。人間がこのような放射線を浴びれば即死に至るほど強い放射線です。また、毎時15000シーベルトの放射線を浴びても4割が生き残るというデータもあります。

かつて原始の地球でも強い自然放射線が存在しており、この状態で生命が進化しており、福島原発格納容器内の生命を研究すれば、生命の起源が分かる可能性があり研究が進むことを期待しています。

同じく最強生物として「クマムシ」も挙げられます。クマムシは放射線・乾燥・低温・高温に耐性があり、どのような極限状態でも生き延びることができます。

・水分は3%以下の乾燥にも耐えられる
・温度は-273℃~151℃でも耐えられる
・圧力は真空状態から75000気圧でも耐えられる
・放射線は3000~5000グレイ(人間は4グレイまで)でも耐えれれる

宇宙空間にさらす実験も行われ、10日間もの間にいたにも関わらず生還し繁殖能力もありました。クマムシは外来生物からの遺伝子をたくさん取り込むことによって最強生物に進化したとの説があります。外来生物からDNAのいいところだけをもらい過酷な環境にも耐えられる生命に進化しました。

もしかしたら宇宙空間には生命が満ち溢れているかもしれませんね。