産業革命以来、人類は化石燃料の大量消費によって二酸化炭素を排出している結果、地球温暖化が進行しているというのが今の定説になっています。
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特に極地での温暖化は気温の上昇率が高く、北極海の氷は完全に溶け、海面上昇や台風の巨大化や干ばつの深刻化、局地的な大雨の凶暴化などが言われています。

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原因として挙げられるのが、温室効果がある二酸化炭素で、産業革命以前の大気中の濃度は280ppmと推定され、2015年には400ppmに達したとされました。しかし二酸化炭素など、温室効果ガスの排出は化石燃料だけでじゃなく火山ガスなどからも排出されます。

二酸化炭素はある程度海水に溶けますので、排出量が多少増えても自然のシステムで吸収されます。しかし許容範囲を超えると後戻りできないデットラインを超えてしまいます。陸地は温まりやすく冷めやすい性質がありますが、海水は温まりにくく冷めにくい性質があります。なので海水が一度温まってしまうとなかなか冷めません。

といったことが今までの定説になっています。しかし2020年代から地球が寒冷化するという説もあります。地球の気温に影響を与えるには二酸化炭素だけでは不十分で、太陽の活動に影響されるというものです。
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その太陽活動が200年ぶりに低下しており、今後も低下するとも言われています。太陽活動は短期的には11年周期で活発(極大期)になったり低下(極小期)したりを繰り返しています。中期的にはマウンダー極小期(西暦1645〜1715年)やダルトン極小期(西暦1790〜1824年)といった太陽活動が低下した時期もありますが、原因は分かっていません。

地球の歴史で長期的には、太陽活動以外にも地球の公転軌道や地軸の傾きの変化(ミランコビッチ・サイクル)といったことが原因で氷河期と間氷期を繰り返しています。現在は間氷期に当たり、たまたま温暖な気候に恵まれ人類は生活しています。

世界各地の気温ですが、夏には最高気温の更新など温暖化が進んでいるような報道がされますが、冬にはアメリカやヨーロッパで大寒波襲来など最低気温の更新をしているのも事実です。アフリカで100年に一度の雪が積もった報道もあります。
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南極の最低気温が更新されたという事実もあります。今までの最低気温は南極のボストーク基地のマイナス89.2℃(1983年)でしたが、2010年にマイナス93.2℃になりました。(ただし気温ではなく地上表面温度)

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1800年代からの気温のグラフを見ると、気温が上昇しているような傾向に見えますが、中長期的に見ると単なる誤差の範囲内になる可能性もあります。今のコンピューターでは、複雑な気象モデルを正確に計算できないので、結局のところ温暖化に向かうのか寒冷化に向かうのか正しいことは分かっていません。
量子コンピューターが実用化されると、計算速度が格段に速くなりますので正確な気象モデルが計算できるとされています。

二酸化炭素によって温暖化が進むのか、太陽活動の低下によって寒冷化に向かうのか、その時が来るまで分からないでしょう。