岩泉線とは、JR東日本の鉄道で、山田線の茂市駅と岩泉駅を結んでいる盲腸線。2010年7月31日に発生した土砂崩れによる脱線事故のため全線で運休となり、そのまま復旧することなく、2014年4月1日に廃止されました。

2017年のゴールデンウィークに、岩泉にある龍泉洞に行ったついでに寄りました。その時の写真です。
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旧駅舎は立派ですね。旧駅舎の一部は、コインランドリーや催しの展示場として利用されていました。駅前には無料の駐車場があり、龍泉洞が開く時間まで車の中で仮眠をとっていました。
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駅舎は立派ですが、ホームは廃線前も簡素な感じがします。1面1線の作りになっています。

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奥側は茂市駅方面。ホームより先は線路が撤去されています。もう二度と列車が来ることはありません。

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拡大してみると線路上に土砂が置いてあり、物理的に遮断されています。

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奥側は岩泉方面、終点なので車止めが見えます。線路は錆び付き枯れた弦状の草が絡みついています。

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車止め手前には古びた枕木が針金でグルグル巻きに固定してあります。車止めってなんだか寂しい気持ちになります。車止めの先には盛り土がしてあり土に覆われていました。ここで1つの不思議を発見

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見て分かりますか?ナットが2つほど新品なんですよ!!

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明らかに後から付けられた錆びていないナット、誰が何のために付けたのでしょう?
もしかしたら廃線前の保全なのでしょうか?それとも、廃線時のレールを部分的に撤去するときの作業でしょうか?それにしても、廃線なんだからナットをつける必要はないですよね?

動画にもしました。

謎が深まるばかりです。以上、旧岩泉線岩泉駅の不思議でした。

※参考 廃線として大井川鉄道(井川線)にも行ってきました。
大井川鉄道(井川線) 井川駅ー堂平駅(廃駅)の探索