ポン助の雑談ブログ

興味を持ったことをまとめました。

リサイクル

さてさて、今日は日本の硬貨の材料と、回収された硬貨の行方見ていきましょう。

硬貨の材料

・1円・・・・・アルミニウム100%

・5円・・・・・黄銅(銅60~70%、亜鉛30~40%の合金)
        5円硬貨だけ成分に幅があるのは、戦後に5円硬貨を作るときに、砲弾の薬きょうをリサ       イクルして  作ったからと言われています。

・10円・・・・青銅(銅95%、亜鉛3~4%、スズ1~2%)

・50円・・・・白銅(銅75%、ニッケル25%)

・100円・・・白銅(銅75%、ニッケル25%)

・500円・・・ニッケル黄銅(銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%)

以上が硬貨の材料になります。


硬貨も年数が経てばすり減ったり、摩耗したり、汚れが付いてきますので、一般銀行から日本銀行を通して回収され、造幣局に戻されます。

回収された硬貨は、材料別に分けられて再び硬貨として再利用されています。その他は、財務省の一般競争入札で地金として競売に出されます。私が今まで見たのは、1円のアルミニウムと10円の青銅、50円・100円の白銅だけです。(5円の黄銅・500円のニッケル黄銅については見たことありません。全量を硬貨の材料としてリサイクルされているのでしょうか?)

落札されたアルミニウムはアルミ製品に、青銅はブロンズ像などに、白銅は船舶のプロペラなどにリサイクルされているそうです。

皆さんの身近なところにもリサイクルされた硬貨が使われているかもしれませんね。

※硬貨は金属でできていますので、もし今後日本が戦争に巻き込まれた時などは備蓄金属として大いに利用することができます。

前回、乾電池のリサイクルについて紹介しましたが、今回は蛍光灯のリサイクルについて見ていきましょう。
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蛍光灯には微量の水銀が含まれています。しかしそのまま不燃ごみとして処理する自治体もあれば、有害ごみ・資源ごみとして分別収集する自治体もあるでしょう。乾電池同様、ISO14000を取得している企業であればリサイクルに回しているでしょう。

不燃ごみに出している場合は、残念ながら破砕されて埋め立て処分されています。それも微量の水銀も一緒に処分されています。

一方、有害ごみや資源ごみとして分別回収している場合はリサイクルされます。こちらも乾電池同様、「野村興産株式会社」のイトムカ鉱業所(北海道)や「JFE環境株式会社」がリサイクルで有名だと思います。

蛍光灯といっても種類はたくさんあり、管状管形、直管形、ボール形、コンパクト形がありますがどれもリサイクルできます。

まず破砕機で粉々に破砕され、アルミでできている口金を分別します。その後に炉で高温にされて水銀を蒸発させて回収します。それから蛍光灯内部の白い粉(蛍光粉)とガラスに分別されます。

アルミは地金として再生され、水銀は研究機関や医療機器としてリサイクルされます。蛍光粉はレアアースとしてリサイクルされ、ガラスは再び蛍光灯のガラスの原料やガラスウール、ガラス製品としてリサイクルされています。

各社で若干の違いはありますが、しっかりとリサイクルされています。蛍光灯はリサイクルメーカーが乾電池より多いですが、様々な回収業者で回収された蛍光灯は、上記の2社に運ばれリサイクルされています。


※水銀に関する水俣条約の第三条「水銀の供給源及び貿易 」で鉱山からの水銀産出の禁止、水銀の貿易に関しては条約で認められた用途以外の禁止

となっていますので、いま日本で流通している水銀は全量リサイクルされた水銀で賄われているものと考えられます。

電化製品には欠かせない乾電池。使い終わった後はどうなるのでしょうか?

今の乾電池には、有害な水銀が含まれていませんので、そのまま不燃ごみとして処理する自治体もあれば、資源ごみとして分別収集する自治体もあるでしょう。または役場や量販店での拠点回収をしているところもあります。
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不燃ごみとなった乾電池は、残念ながら鉄だけ回収され、残りは埋め立てられてしまいます。

一方資源ごみや拠点回収された乾電池はどうなるでしょうか。専門の回収業者によって回収されますが、専門の回収業者も自前で処理するすることは少ないようです。最終的にはおおまかに3社によってリサイクルされています。

1つ目は「野村興産株式会社」のイトムカ鉱業所(北海道)に運ばれます。そこでは、乾電池を使い捨ての1次電池と、繰り返し使える2次電池に分け、1次電池のみリサイクルしています。(2次電池は別の専門会社でリサイクルされています)

工程ですが、ロータリーキルンという装置で600℃~800℃で焙焼し、水銀を回収します。その後に、亜鉛・マンガン・鉄に分けリサイクルされます。

リサイクル用途ですが、水銀は、研究機関や、蛍光灯、医療器具などで使われます。亜鉛ですが、亜鉛の地金として使用されます。マンガンですが肥料やセメントなどに。鉄は鉄鋼製品にリサイクルされています。

2つ目は「株式会社ジェイ・リライツ」北九州市エコタウンセンターにあります。3つ目は「JFE環境株式会社」になります。

ロータリーキルンがあるかないかで水銀の回収をしているかしていないかの違いはありますが、それ以外はほとんど同じになります。(現在日本メーカーが生産している乾電池には水銀は含まれていません)ので、水銀の回収の有無はあまり重視しなくても問題ないのかなと個人的には思っています。

いずれにしても、不燃ごみに出してしまうとリサイクルされませんので、自治体での回収が不燃ごみの場合、拠点回収に持って行ってくださいね。

※水銀に関する水俣条約の第三条「水銀の供給源及び貿易 」で鉱山からの水銀産出の禁止、水銀の貿易に関しては条約で認められた用途以外の禁止

となっていますので、いま日本で流通している水銀は全量リサイクルされた水銀で賄われているものと考えられます。

日本は小資源国、だから江戸時代から日本はリサイクル先進国というのは皆さんご存知だろう。紙から瀬戸物、衣服に排泄物までほとんどをリサイクル商品として売買されていました。
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現在では大量生産・大量消費が当たり前の日本ですが、「もったいない精神」がありますので、現在もまだまだリサイクル先進国です。そこでエネルギー消費・経済面の観点から、リサイクルの必要性を見てみましょう。

工場で出るロス(紙・金属・プラスチック・ガラスの屑など)は品質も一定ですし、大量に同じ品質の屑が出ますのでリサイクルには向いています。

しかし一度市中に出て廃棄されるものをリサイクルする場合はどうでしょう?金属やガラスなど天然資源が限られているものや、バージンから作るよりエネルギーが少ない場合は有効です。しかし品質にバラツキがあり、細かな仕分けをしなければいけません。

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例えば鉄の場合ですと、鉄鉱石から作る場合、不純物が少ないので高級鋼板に使われますが、一度市中に出てしまったものをリサイクルしても高級鋼板に使われることは少ないです。それはどんなに仕分けをしても必ず不純物が混入してしまい、リサイクルするたびに不純物が濃縮してしまうからです。なのでリサイクルのたびに品質を落とし、最後は鉄筋など品質に甘い製品になってしまうんです。

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紙の場合も、バージンから作るときは、紙の繊維が長いので、高級なものに使われますが、リサイクルするたびに紙の繊維が短くなったり、インクやコーティングなどの不純物が濃縮するので、最後は段ボールや、少年サンデーなどの雑誌になります。

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市中から出るプラスチックなどは、いろんな材質が混ざっていたり、汚れが付着しているので、材料としてリサイクルするよりは、清掃工場で燃やしてしまって発電した方がいいんですよ!実際、プラスチックを分別し可燃ごみからリサイクルに切り替えた自治体では、燃やした時に出るエネルギーが少なくて、わざわざ灯油や重油を焼却炉に投入しています。これって矛盾していますよね?
一般家庭から出るごみには、生ごみなど水分を含んだものが多く、紙もカロリーが少なすぎて発電には向きません。
それに、せっかく住民がプラスチックを分別しても、回収する業者(自治体の委託先)がマテリアルリサイクルをしないで、せっせと焼却している場合も多いとか。(業者の言い分としてはサーマルリサイクルをして発電しているとのこと)

個人的には、金属やガラスなどは天然資源も決まっているのでリサイクルは必要だと思いますが、紙や木材は循環可能な資源なので、わざわざ石油エネルギーを使ってまでもリサイクルが必要なのでしょうか?もちろん大量に出る場合はエネルギーも効率化できますのでリサイクルは必要と思います。

プラスチックもエネルギーを使って再生するより、燃やして発電にした方が効率的です。

リサイクルも「リサイクル産業」というものがあり、リサイクルを事業にしている会社があります。そこでは雇用が生まれ経済を支えていますので、経済の面からみればリサイクルは必要だと思いますね。

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