2018年3月に大井川鉄道(井川線)の終着駅井川駅から、旧貨物線の堂平駅(廃駅)までを散策しました。この区間の一部は遊歩道となっており、線路の上を歩くことができます。
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この分岐器より先が旧堂平駅になります。当時は側線とホームがありましたが、現在は残土に覆われており、かろうじて分岐器が見えました。


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分岐器の先端の細い部分と手動転轍機(てんてつき)は撤去されていました。
※転轍機・・・・・分岐器を切り替える装置

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逆から撮った写真です。遊歩道と廃線が一体になっています。遊歩道ですので、どこかの撮り鉄みたいな不法侵入ではありません。

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脱線防止装置でしょうか?レールの内側にもレールが見えます。そして大きく右側にカーブしています。

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写りは悪いですが、井川湖(ダム湖)になります。

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しばらく進むとは左カーブになります。またまた脱線防止装置でしょうか?レールの内側にレールが見えます。遊歩道ですので、木の柵が整備されています。そしてレールと枕木は犬釘で留められています。

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途中でベンチも設置されていました。カップルや家族連れで一息できそうです。遊歩道として整備されている証拠ですね。

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これも井川湖になります。遠くに浚渫船らしきものと、流木が入り込まないようにフェンスがありますね。日曜日に散策していましたので、浚渫船は動いていないように見えました。
※浚渫船・・・・・ダム湖などの底に溜まった土砂を取り除く船

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レールに倒木です。緊急停車しました。松の枝か何かがレールに倒れていました。

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トンネルになります。特に心霊系のトンネルではなさそうです。でも今回散策した際は、他に散策している人はおらず、一人でのトンネル通過は不気味です。

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65と書かれていますね。恐らく65番目のトンネルなのでしょう。トンネル内部も撮影しようと思いましたが、心霊系は苦手ですので、もしかしたら写ってしまうかも・・・・・と思ってやめました。

トンネル自体は崩落しそうだとか、ひび割れ・水漏れ等はありませんでした。まだまだ現役で使えそうな感じになります。

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トンネルを抜けるとなだらかな右カーブになります。ここも脱線防止装置が取り付けられています。

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途中で桜が植樹されていました。何年か経てば満開の桜が見られることでしょう。将来は桜並木になりそうです。

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こちらにはテーブルと椅子がありました。ここは遮るものがありませんので井川湖を眺めることができます。ここでカップルや家族連れでお弁当食べたら美味しいでしょうね?

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井川湖が見れます。満水ではなく、少し余裕がありますね。3月に訪問しましたが、積雪は一切ありませんでした。井川は静岡県でも雪が積もる地域であり、今年は日本全国で大雪でしたので、残雪があるかなとも思いましたがありませんでした。

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そしてトンネル手前で線路が切断されています。トンネルより先は、大井川鉄道井川線の車庫で現役だそうです。そして左カーブしている部分にも昔はレールが延びていたそうですが、現在は撤去され遊歩道として整備されています。

左を進むと、井川ダムに通じており、井川ダムから少し行くと井川駅に向かうことができます。しかし今回は車で堂平駅まで向かいましたので、ここから引き返すことになります。時間的には、片道15~20分ぐらい(往復30~40分ぐらい)になりますので、体力のない方でも問題なく散策することができます。

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切断されたレールの先はトンネルの中に繋がっています。奥には現役のトロッコ列車が眠っているかもしれません。

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ちょっとレールを繋がれば現役復帰できそうな感じです。でも、現役復帰となると、免許の関係があると思いますので現実味はないですが、手作りトロッコ列車を走らせれば井川地区の観光にもなるのかなと個人的に思いました。

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参考ですが、天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅にあった手作りトロッコ列車(上記)のようなものを作れば、恐らく堂平駅先の残土を取り除けばレールが出てきそうな感じですので、分岐器や側線をちょっと整備すれば手作りトロッコ列車を走らせることができるのではないかと個人的に思いました。

※手作りトロッコ列車の写真は借りものです
※2018年1月に、イベントで天竜浜名湖鉄道を利用し、天竜二俣駅で下車しましたが、手作りトロッコ列車は見当たりませんでした。手作りトロッコ列車のレール部分は本線から切り離されていますが、レールのみ現存していたような記憶がします。間違っていたらごめんなさい。