ポン助の雑談ブログ

興味を持ったことをまとめました。

廃線

2019年のゴールデンウィークに恐山安家洞を訪問し、もう一つ小坂レールパークも訪問しました。小坂レールパークは秋田県鹿角郡小坂町にあります。小坂鉱山の小坂鉄道が2009年に廃止され、2014年(平成26年)に旧小坂駅の線路をそのまま利用しているレールパークです。

小坂鉄道は1994年(平成6年)まで旅客営業(1日6本)を行っておて、2009年(平成21年)まで貨物営業(1日2往復)を行っていました。

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旧駅舎をそのままレールパークとして使用しています。今回訪問時は特に子供連れの家族が多く訪れていました。

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駅舎内部もそのままです。運賃表や時刻表もあります。正面に窓口で入場券を購入します。

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入場券がこちらです。硬質切符のような作りになっていて、改札口で切符を切られます。

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駅構内は当時のままで、側線にディーゼル車やホッパー車・(古ぼけた)客車が止まっています。

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小型の蒸気機関車が展示してあります。

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その後ろには、貴賓車が連結してあります。秩父宮・高松宮両殿下が小坂鉱山を見学の際に使用しました。

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その後ろにはブルートレインでおなじみの寝台列車「あけぼの」が4両連結して展示してあります。現役時代は「上野駅⇔青森駅」を走っていました。先頭車両は内部を見学でき、後方の車両は申し込みをすれば宿泊もできます。

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寝台列車は乗ったことないので初めて内部を見学しました。古き時代を感じさせる作りになっています。

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側線に塗装がはがれ古ぼけた客車がありました。側面に「DOWA」と書かれています。現役時代の小坂鉄道は小坂精練が運営していて、DOWAホールディングスの傘下ですのでその名残だと思います。

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別料金で観光トロッコも運転しており、構内の線路を往復します。随時運行となっているようで、お客さんが来たら随時運行していました。

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これが観光トロッコの先頭車両です。ラッセル車のようですね。

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これが連結している客車です。随時運行ですので1両で座席数が多くありません。

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ホームから線路を渡り、レールバイクや車庫を見学することができます。一般人が駅構内の線を渡ることができるなんて夢のようです。線路は錆びていますが使った形跡はあります。側線も分岐器も現役のようです。

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一番奥の側線はレールバイク専用になっていました。何組かの家族連れやカップルが楽しんでいました。今回も一人で訪問したので見学だけしました。

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小坂駅から線路が続いていますが、分岐器奥の道路でバリケードがされています。

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車庫にはディーゼル車をメインに展示しています。このディーゼル車は動きます。というのも、小坂レールパークでは本物の車両で運転の体験ができるため、現役の車両があります。
運転の体験をするには事前申し込みと別途料金が掛かりますが、運転士にあこがれた方にとっては夢のような体験ができます。座学を終えてから運転できるようです。

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このディーゼル車は運転席に入ることができます。

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大人気ですので順番待ちでした。

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運転席からの眺めです。レバーや機器類があります。

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運転席から駅構内が見渡せます。まるで運転士になった気分です。

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反対側にも運転席があります。

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運転体験もしました。出発進行!!(嘘です)


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様々な列車が展示してあります。

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パナソニックのエボルタ乾電池で動くエボルタ号です。2014年のイベントで使用され、単一乾電池99本で動きました。わざわざ車両まで製作しました。

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列車の部品や踏切・信号も展示してあります。

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ディーゼル車のエンジンも展示してありました。鉄道のエンジンだけあってものすごく大きいエンジンです。重い貨物列車を連結するので馬力もあるのでしょうね。

基本情報

営業期間・・・・・おおむね4月上旬~11月下旬
営業時間・・・・・9:00~17:00(16:30最終入場)
乗り物休止日・・・毎週 火・水曜日
入園料・・・・・・大人500円 子供250円
体験料金・・・・・観光トロッコ 大人300円 子供150円
         レールバイク 大人500円 子供250円

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2018年3月に大井川鉄道(井川線)の終着駅井川駅から、旧貨物線の堂平駅(廃駅)までを散策しました。この区間の一部は遊歩道となっており、線路の上を歩くことができます。
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この分岐器より先が旧堂平駅になります。当時は側線とホームがありましたが、現在は残土に覆われており、かろうじて分岐器が見えました。


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分岐器の先端の細い部分と手動転轍機(てんてつき)は撤去されていました。
※転轍機・・・・・分岐器を切り替える装置

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逆から撮った写真です。遊歩道と廃線が一体になっています。遊歩道ですので、どこかの撮り鉄みたいな不法侵入ではありません。

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脱線防止装置でしょうか?レールの内側にもレールが見えます。そして大きく右側にカーブしています。

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写りは悪いですが、井川湖(ダム湖)になります。

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しばらく進むとは左カーブになります。またまた脱線防止装置でしょうか?レールの内側にレールが見えます。遊歩道ですので、木の柵が整備されています。そしてレールと枕木は犬釘で留められています。

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途中でベンチも設置されていました。カップルや家族連れで一息できそうです。遊歩道として整備されている証拠ですね。

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これも井川湖になります。遠くに浚渫船らしきものと、流木が入り込まないようにフェンスがありますね。日曜日に散策していましたので、浚渫船は動いていないように見えました。
※浚渫船・・・・・ダム湖などの底に溜まった土砂を取り除く船

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レールに倒木です。緊急停車しました。松の枝か何かがレールに倒れていました。

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トンネルになります。特に心霊系のトンネルではなさそうです。でも今回散策した際は、他に散策している人はおらず、一人でのトンネル通過は不気味です。

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65と書かれていますね。恐らく65番目のトンネルなのでしょう。トンネル内部も撮影しようと思いましたが、心霊系は苦手ですので、もしかしたら写ってしまうかも・・・・・と思ってやめました。

トンネル自体は崩落しそうだとか、ひび割れ・水漏れ等はありませんでした。まだまだ現役で使えそうな感じになります。

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トンネルを抜けるとなだらかな右カーブになります。ここも脱線防止装置が取り付けられています。

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途中で桜が植樹されていました。何年か経てば満開の桜が見られることでしょう。将来は桜並木になりそうです。

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こちらにはテーブルと椅子がありました。ここは遮るものがありませんので井川湖を眺めることができます。ここでカップルや家族連れでお弁当食べたら美味しいでしょうね?

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井川湖が見れます。満水ではなく、少し余裕がありますね。3月に訪問しましたが、積雪は一切ありませんでした。井川は静岡県でも雪が積もる地域であり、今年は日本全国で大雪でしたので、残雪があるかなとも思いましたがありませんでした。

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そしてトンネル手前で線路が切断されています。トンネルより先は、大井川鉄道井川線の車庫で現役だそうです。そして左カーブしている部分にも昔はレールが延びていたそうですが、現在は撤去され遊歩道として整備されています。

左を進むと、井川ダムに通じており、井川ダムから少し行くと井川駅に向かうことができます。しかし今回は車で堂平駅まで向かいましたので、ここから引き返すことになります。時間的には、片道15~20分ぐらい(往復30~40分ぐらい)になりますので、体力のない方でも問題なく散策することができます。

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切断されたレールの先はトンネルの中に繋がっています。奥には現役のトロッコ列車が眠っているかもしれません。

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ちょっとレールを繋がれば現役復帰できそうな感じです。でも、現役復帰となると、免許の関係があると思いますので現実味はないですが、手作りトロッコ列車を走らせれば井川地区の観光にもなるのかなと個人的に思いました。

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参考ですが、天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅にあった手作りトロッコ列車(上記)のようなものを作れば、恐らく堂平駅先の残土を取り除けばレールが出てきそうな感じですので、分岐器や側線をちょっと整備すれば手作りトロッコ列車を走らせることができるのではないかと個人的に思いました。

※手作りトロッコ列車の写真は借りものです
※2018年1月に、イベントで天竜浜名湖鉄道を利用し、天竜二俣駅で下車しましたが、手作りトロッコ列車は見当たりませんでした。手作りトロッコ列車のレール部分は本線から切り離されていますが、レールのみ現存していたような記憶がします。間違っていたらごめんなさい。
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岩泉線とは、JR東日本の鉄道で、山田線の茂市駅と岩泉駅を結んでいる盲腸線。2010年7月31日に発生した土砂崩れによる脱線事故のため全線で運休となり、そのまま復旧することなく、2014年4月1日に廃止されました。

2017年のゴールデンウィークに、岩泉にある龍泉洞に行ったついでに寄りました。その時の写真です。
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旧駅舎は立派ですね。旧駅舎の一部は、コインランドリーや催しの展示場として利用されていました。駅前には無料の駐車場があり、龍泉洞が開く時間まで車の中で仮眠をとっていました。
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駅舎は立派ですが、ホームは廃線前も簡素な感じがします。1面1線の作りになっています。

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奥側は茂市駅方面。ホームより先は線路が撤去されています。もう二度と列車が来ることはありません。

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拡大してみると線路上に土砂が置いてあり、物理的に遮断されています。

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奥側は岩泉方面、終点なので車止めが見えます。線路は錆び付き枯れた弦状の草が絡みついています。

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車止め手前には古びた枕木が針金でグルグル巻きに固定してあります。車止めってなんだか寂しい気持ちになります。車止めの先には盛り土がしてあり土に覆われていました。ここで1つの不思議を発見

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見て分かりますか?ナットが2つほど新品なんですよ!!

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明らかに後から付けられた錆びていないナット、誰が何のために付けたのでしょう?
もしかしたら廃線前の保全なのでしょうか?それとも、廃線時のレールを部分的に撤去するときの作業でしょうか?それにしても、廃線なんだからナットをつける必要はないですよね?

動画にもしました。

謎が深まるばかりです。以上、旧岩泉線岩泉駅の不思議でした。

※参考 廃線として大井川鉄道(井川線)にも行ってきました。
大井川鉄道(井川線) 井川駅ー堂平駅(廃駅)の探索


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