形があるものは寿命があります。動植物・建造物・地球・太陽・恒星・銀河・ブラックホール、いずれも最後は死を迎えます。もちろん宇宙だって例外はありません。

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宇宙誕生から138億年が経ち、かつては宇宙は一定であり変化しないと考えられていましたが、現在はダイナミックな変化に富んでいることが分かっています。

宇宙は針の先ほどの小さな点から始まり、現在はどのぐらい大きいのか分かっていません。しかし観測可能な宇宙は、あらゆる方向に465億光年直径930億光年と言われています。

宇宙にある物質やエネルギーの構成ですが、我々が知っていいる原子など通常の物質はわずか4.9%しかなく、正体不明の謎のエネルギーであるダークエネルギー(暗黒エネルギー)68.3%、質量は持つが光学的には観測できない謎の物質であるダークマター(暗黒物質)26.8%と推定されています。

ダークエネルギーとは、重力に反発する力があり、宇宙空間を膨張させているエネルギー。ダークマターとは、重力は作用するが他の物質とはほとんど作用しない物質になります。

宇宙が膨張していることは、アメリカの天文学者エドウィン・ハッブルによって観測され、あの有名な物理学者アインシュタインも、重力場方程式の宇宙項の撤回を余儀なくされました。
アインシュタイン
アインシュタインも最初は宇宙は一定の大きさと考えており、宇宙が重力で押しつぶされないように宇宙項を導入しましたが、「生涯で最大の過ち」と撤回してしまいました。しかし現在ではダークエネルギーが宇宙項を表しているのではないかと見直されています。

宇宙が膨張していることは観測から分かりましたが、今後宇宙は膨張するのか、重力によって膨張は減速し、やがて収縮するのか意見が分かれました。現在では最新の観測から、宇宙は加速膨張していることが分かっています。
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この加速膨張がいつまで続くか正確なことは分かっていませんが、重力に反発するダークエネルギーと、重力と作用するダークマターのバランスで決まります。

2018年9月26日に、東京大学と国立天文台などのチームが論文を発表しました。結果だけ言えば、あと1400億年は宇宙は存在します。

すばる望遠鏡で一千万個の銀河を観測し、強い重力で光の進む方向が曲げられる「重力レンズ効果」でダークエネルギーの分布を調べたそうです。その結果、宇宙を膨張させるダークエネルギーはそれほど増えておらず、95%の確率で宇宙はあと1400億年は存在できるそうです。

個人的な考えですが、1400億年以上経てば、宇宙はさらに加速膨張し、やがて素粒子もろともバラバラになるビックリップが起きてしまうのではないかと考えています。

宇宙が加速膨張すると、基本的な力(重力・電磁気力・強い力・弱い力)が光速を超えてしまい、力を伝達する素粒子、ゲージ粒子が交換できずに力が働かなくなってしまうからです。基本的な力が働かなくなると、銀河や原子などもくっついていられずバラバラになってしまうため、宇宙全体が崩れるように無くなってしまうと考えています。