2018年9月9日に富山県黒部にある「黒部峡谷トロッコ列車」に乗り、沿線にある黒薙温泉、祖母谷温泉を訪れました。黒部峡谷トロッコ列車は宇奈月駅から欅平駅まで観光列車やダム関係の資材・人員輸送のために利用されています。観光列車として一般客は「宇奈月駅⇔欅平駅」までですが、関西電力黒部専用鉄道としては欅平駅から黒部川第四発電所前駅まで続いています。欅平駅から先は関係者だけが行くことができますが、一般営業へ向けての動きもあります。
宇奈月駅には富山地方鉄道の宇奈月温泉駅と黒部峡谷鉄道の宇奈月駅があり、徒歩5分ぐらいの距離にあります。
次の駅は黒薙駅になります。この駅は一般客の乗り降りは可能になります。すれ違いの交換設備は無いようです。大雨の中、この駅で降りるのは私一人で、駅員のおじいちゃんが、本当にここでいいのかと心配そうに声をかけてくれました。
黒薙駅から謎のトンネルに線路が続いていますが、関西電力黒部専用鉄道の黒薙支線になります。どうやらく黒薙第二発電所に繋がっていて、資材運搬に使われているそうです。今でも頻度は少ないが、現役の路線になります。
黒薙温泉手前に謎のトンネルがありますが、ここは黒薙支線のトンネルに繋がっており、かつてはショートカットできる最短ルートになっていました。現在は南京錠で固く閉ざされており、法律上通行できない旨が書かれています。
黒薙温泉になります。内湯はこの建物内にあるそうですが、混浴露天風呂をお目当てに来ましたので、フロントで入浴料を支払い露天風呂に向かいます。ちょうど内湯は清掃中なので露天風呂しか利用できないと告げられましたが、問題なく了解しました。
ビニールでできた簡単なお着換えスペース。左が男性用・右が女性用になります。混浴お目当てで来たのにこの日は誰もおらず、貸し切り状態でした。
こちらは川に流れ出る廃水になります。源泉投入分だけ捨てられていると思います。かなりの量が捨てられていますので、ぜいたくな温泉になります。この温泉は弱アルカリ性の単純温泉になり無色透明です。どうやら温度調節のため加水されているそうです。
大雨の影響なのか、露天風呂のすぐ横で水が滝のように流れています。
ここで40分ぐらい露天風呂に入り、欅平駅に向かうことになります。時刻表から次の列車がちょうど20分ほどで到着し、次の列車との間隔が少し空きますので、山道を小走りに黒薙駅に向かうことになります。通常は20分ほどかかりますが、息を切らしながら階段を上り、12~13分ほどで黒薙駅に着くことができました。駅員さんから乗車証書をもらい、欅平駅で清算することになります。
何とか定刻の5分前に駅に着き、無事列車に乗ることができました。ここからもオープン車両にに乗ることになりますが、特に指定車両はありませんので、空いたスペースに乗ることになります。この日は天候も悪く、特に連休でもありませんので座席に余裕があり無事乗ることができました。運がいいのか悪いのか、乗った席の後ろに女子大生?っぽい2人組が乗っており、一人はかなりの可愛子ちゃんでしたので目の保養にもなりました。しかしナンパする勇気はなく、頻繁にチラ見するだけで終わりました。
ここから欅平駅・祖母谷温泉に向かいます。
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