ポン助の雑談ブログ

興味を持ったことをまとめました。

量子力学

我々の感覚だと、時間は過去から現在、そして未来へと流れていく。決して逆行することがありません。なので過去は現在、現在は未来に影響するが、その逆はありません。
2015y01m31d_153532077

しかし最近の量子レベルでの実験ではこれまでの定説が通用せず、新しい結果が出ました。実験結果によると、未来の出来事が過去の事象に影響を与えている可能性があるということ。わかりやすく言えば、時間は
過去から現在、そして未来だけではなく、未来から現在、そして過去にも流れている可能性があるということです。

研究で注目されたのは、量子力学における粒子の奇妙な振る舞いになります。量子力学において、移動する物体の状態は、粒子性と波動性の二つの性質を同時に持っています。
8
量子力学では、観測する行為で物事が決定されるため、光子や原子を観測すると、粒子性と波動性の二つの状態を示すことから言えます。

今回の実験で発見されたことは、
原子を観測しようとした後に起きた出来事が、波の状態となるか、それとも粒子の状態となるかを決めているということになります。


今回の実験を行ったオーストラリア国立大学の物理学者アンドリュー・トラスコット博士によれば、量子レベルにおいて、観測するまで現実は存在しないという。
a7a0c722
この研究は、1978年にアメリカの物理学者ジョン・ホイーラーが考案した思考実験を基に行ったものです。この実験は「ホイーラーの遅延選択実験」といい、スクリーンに2本開いた狭いスリットに光を通して粒子性と波動性の二重性を示す二重スリット実験を発展させたものになります。

b038a9f9

光を1本のスリットを通して発射すると、光子は粒子性を示します。(上段)粒子性なので干渉縞が見えません。
光を2本のスリットを通して発射すると、波動性を示します。(下段)波動性なので干渉縞が見えます。

今回の実験では、
スリットが開いた最初のスクリーンの後ろにもう1枚のスクリーンを置くこと。そうすれば2枚のスクリーンを通過しても光子の状態(粒子性・波動性)が一貫しているかどうかを確かめることができます。


これまではこの実験は単なる思考実験でしたが、トラスコット博士は、光子の代わりにヘリウム原子を、物理的なスクリーンの代わりにレーザー光で作った格子を使って、実験可能なものにしました。よって素早く移動する原子が無作為に導入される2つめの格子を通り抜けたときに起きる現象を正確に測定できるようになりました。

この実験により、2番目の格子がない場合、原子は粒子のように1つの経路を移動するが、2番目の格子がある場合は、波のように様々な経路を移動することが明らかになりました。このため研究者は、2番目の格子を設置する前に最初の格子を通る原子の経路を測定していたため、2番目の格子が導入される未来の出来事が粒子の状態を影響していることを示唆しています。

この実験によって予言されることは、原子が実際に特定の経路をとった場合、未来の測定が原子の経路に影響していることになります。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

パラレルワールドはご存じだろうか?もちろんSFの世界とかオカルトとか夢物語ではなく、実際のパラレルワールドのことです。
41ba4998
何間抜けなこと言っているんだという人が大多数だと思います。それはそうでしょうね。実際に体験した方は少ないと思いますので当然でしょう。

パラレルワールドとは、平行世界・並行宇宙とも言われています。
簡単に言えば、
あなたはこの世に一人ではなく、無限の宇宙に無限に存在しているという考えです。

そうなんです。あなたはこの世に一人じゃないんですよ。無限にあなたが存在しているんですよ!

74634974
なぜあなたが無限に存在しているのか不思議ですよね?

例えば、あなたが十字路で右に行こうか左に行こうか真っすぐ行こうか迷ったとします。方法としては3通りありますよね。そしてあなたがそれぞれ選ぶ確率は1/3です。

仮にここの世界のあなたが真っすぐの道を選んだとします。その瞬間、左右の道を選んだ別の世界のあなたが誕生します。そしてそれぞれの世界のあなたが、また枝分かれして無限にあなたが誕生していきます。それがパラレルワールドになります。

まだ何を言っているか分からないと思います。真っすぐの道を選んだのだから真っすぐの道の世界しか無いじゃないかと思うでしょう。普通はどの通りです。


でも量子力学という物理学の分野での考え方では無数のあなたが誕生するのです。はっきり言って量子力学とは世界最高頭脳を持った天才物理学者でもまだ全てが解明されていない難しい分野なのです。

なのでざっくり説明すると、小さな小さな量子の世界では、全てが確率によって決まっており、観測者が観測するまで、起こりうる全ての可能性がある物事は同時に起こっているという考えです。

例えばレストランで食事をしたとします。メニューは「パスタ・ステーキ・チャーハン」の3種類があったとします。

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/88/d04a62fb2d56eb169f19c7b12d9eaa43.jpg
上の丸皿カバーの中には、3種類のうちどれか1つが入っています。
この段階では観測者(あなた)はまだ観測していないので、3種類がモヤの様なあいまいな状態で同時に3種類入っています。

そして観測者(あなた)が丸皿カバーを取った瞬間、3種類のうち1つが入っています。


普通の考えでは、丸皿カバーを取る前から、どれが入っているか決まっていて、観測者が観測(丸皿カバーを取る)しても結果は変わりません。常識ですよね?

しかし量子力学とは不思議なもので、観測する(丸皿カバーを取る)前は、可能性のある全てのことが同時に起こる(「パスタ・ステーキ・チャーハン」の全てが同時に入っている)のです。

もちろん解明されていない矛盾点もあります。例えば「シュレーディンガーの猫」で検索すると分かりますが、生と死が同時に存在するという矛盾点があります。これは未だに解明されていません。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/91/Schrodingers_cat.svg/350px-Schrodingers_cat.svg.png
シュレーディンガーの猫

このように、量子力学をいう分野から見れば、あなたが日々どちらを選ぼうか迷ったとき、パラレルワールドが誕生し、それぞれのパラレルワールドのあなたが迷えばそこから無限大にパラレルワールドが生まれます。

そして、肝心のパラレルワールドに行く方法です。


ネットで検索すると、エレベーターを使うとか、ドリンクを飲むとかいろいろ出てきますが、そういうのは面白半分のガセネタです。

パラレルワールドに行く方法ですが、もしあなたがこれからの人生で複数の選択肢があったとき、自分の意に反する選択をすることです。

なんでもいいです。道に迷って右に行こうか左に行こうか、今の恋人と結婚しようか分れようか、犬を飼おうか猫を飼おうか、電車で行こうかマイカーで行こうか。

そこで自分の意に反する選択をすれば、それはもうパラレルワールドの世界にいます。自分の意に沿う選択が本当のあなたで、意に反する選択をしたらそれはパラレルワールドです。しかし一度選択してしまった以上後戻りできません。時間が元に戻せないように、一度パラレルワールドに行ってしまったら戻ることは困難でしょう(不可能だとは言いません)。

自分の意に反する選択をしてパラレルワールドに行き、幸せになるか不幸せになるか。

そしてもしパラレルワールド幸せになれば、パラレルワールドではないこの世界のあなたは不幸になったかもしれないし、その逆もあり得ます。

あなたはパラレルワールドにチャレンジしますか?
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ